野菜作り教室では何が学べる？

野菜作り教室では何が学べる？

「花の資格」からは少しはみ出すかもしれませんが、野菜作りに興味を持つ花好きさんは多いので、ここで取り上げておきます。

野菜作り教室にもいろいろある

野菜作り教室には、下記のようにいろいろな種類があります。

もっとも多いのは、実際の畑仕事を実地ですることをメインにしている教室です。その次に多いのが、プランターで作業する教室です。
畑で作業する教室にもいろいろあって、広大な本物の農園の一角や、市民農園や、ビルの屋上に作られた菜園など、それぞれの環境で、規模や本格度が違います。

どこが主催？　講師は？

野菜作り教室を主宰しているのは、農園や、貸農園、カルチャースクール、自治体、種苗会社、JA、ホームセンター、その他農業に関係のある企業・個人などが多いです。

講師は、現役の農家さん、引退した農家さん、農業系の有資格者、農業系の学校を出た人、などが多いです。座学だけなら、農業関連企業の人や、研究者がつとめることもありますが、実地作業の指導をするのは、実際の野菜作りの経験が豊富な人です。

野菜作り教室の受講料は？

野菜作り教室の受講料は、各教室によって、かなり差が大きいです。
例えば、自治体主催の体験教室タイプのところであれば、一回数百円で受講できることもあります。一方、講師のほかに本職のアシスタントが複数そろい、プロ用の機材をそろえ、ある程度の広さの畑を個人に割り当ててもらえるタイプの教室であれば、一回で10,000円以上の費用がかかるところもあります。

受講料が大きく異なるということは、各教室により、できることもかなり異なるということです。
自分が何を求めて教室に入りたいのかをよく考え、それにふさわしい教室を選びましょう。

大きな費用がかかる教室は、見学ができることが多いです。その場合はぜひ一度見に行って、楽しくできるかどうかはもちろん、「自分が無理なく受講できるのか」という観点からもチェックしてみましょう。

野菜作り教室で教えてもらえること

野菜作り教室で教えてもらえることは、

野菜の分類、野菜ごとの栽培方法、土づくり、畝の作り方、支柱の立て方、播種、育苗、接ぎ木、収穫、病害虫対策、施肥、道具の使い方、除草の方法

などです。

野菜作り教室には、どんな人が向いている？

野菜作り教室に向いている人は、

などです。

どんな野菜が作れる？

野菜作り教室で栽培する野菜は、よほど専門性の高い教室以外は、誰でも比較的簡単に収穫できるものが選ばれます。よくあるものは、

トマト、キュウリ、ジャガイモ、枝豆、大根、白菜、ナス、カボチャ、キュウリ、ピーマン、スイカ、ゴーヤ、レタス、ほうれん草、イチゴ、キャベツ、ニンジン、カブ、ネギ、サツマイモ、アスパラガス、ブロッコリー、キャベツ、シュンギク

などです。

プランター栽培の教室だと、栽培できるものは限られます。
プランターの教室でよくあるのは、

ナス、ピーマン、オクラ、トマト、ラディッシュ、サニーレタス、小松菜、青梗菜、ニンジン、ハーブ類

などです。（「栽培できるものは限られる」とは言っても、素人にとっては上記の野菜で十分かもしれません）

道具は？装備は？

ほとんどの野菜作り教室で、個人で準備するべき道具は鋏くらいです。その鋏すら必要なく、手ぶらでOKなところも多いです。
農作業に必要な資材・機材は、よほど特殊な教室でなければそろっているのが普通です。（「よほど特殊」というのは、たとえばレンタル農園のようなところで、農園を長期で借りることを前提とした教室などです）

個人で必ず用意するべきはむしろ服装の方で、汚れても良い格好・長靴・軍手か作業グローブ・タオル・帽子（農作業用の帽子が一番良いです）などです。また、教室の募集要項などに、「飲み物をお持ちください」と書いてある場合は、付近に自販機もコンビニもないことがありますので、必ず飲み物を持っていきましょう。

受講前に確認しておくべきことは？

受講前に、下記のことを確認しましょう。特に、受講料が高額な場合は、じっくりと確認するべきです。

上の二点が自分に合わないと、野菜作り教室は続けるのが厳しくなります。合わないと思ってもなんとなく続けられる習い事というのはあるものですが、野菜作り教室は一種の労働なので、合わないとつらい気持ちが大きくなります。

野菜作り教室を探してみよう

野菜作り教室は、以下のようなところで探せます。

野菜作りの資格

実習メインの教室で、野菜関連の資格が取れるところはあまりありません。下に挙げている資格は、すべて実習なしのテキスト講習で取れるものです。