体験レッスンや見学のできるフラワー教室
多くの花の教室は、体験レッスンの受講や、見学者の受け入れを行っています。
正式に入会・入門を決めてしまう前に、
「お試しレッスンしたい」
「せめて、1回教室を見たい」
という方は、ぜひとも活用してください。
体験レッスンとは
体験レッスンとは、入会金や月謝を払わずに、教室でお試しレッスンを1回限り受けられる、というものが一般的です。
かかる費用は、花代実費のみが多いですが、受講料(通常の受講料よりもお安い)が必要な場合もあります。
体験レッスンの場合、まだ道具をそろえていない人をお迎えするレッスンですから、持ち物はほぼ不要で、道具は全部貸してもらえると思って大丈夫です。花鋏だけは、
「もしも、自分の鋏があるなら持ってきてください」
と言われることが多いですが、無ければこれも持たずに行って大丈夫です。(詳しくは、各教室で確認を)
体験レッスンで習う実技は、本当の初歩の型か、簡単なフリースタイルであることがほとんどです。
作らせてもらえる作品は、基本的には1点だと思ってください。たまに、花がたっぷり使えて、教室の席に余裕があるような場所だと、「小さいのを、もう1点作ってみますか?」などと言ってもらえることもありますが、稀です。(詳しくは、各教室で確認を)
体験レッスンは、せっかく行く以上は、しっかり体験=お稽古しないともったいないです。適当にしないで、1回限りといえども何かを得て帰るつもりで行かないと、結局時間の無駄遣いです。質問があればどんどんして、ほかの生徒さんたちの受講の様子もしっかり見て帰りましょう。
実際に体験レッスンに行くと、慣れない場所と人の中で緊張して、チェックしたいポイントも色々見逃して帰ってくることもよくあります。なるべくそうならないように、事前に「ちゃんと学んでくるんだ」と思って出かければ、何かしら結果が違うと思います。
体験レッスンに参加したら、その教室の雰囲気やシステムを、できる限りよく観察しましょう。そのための、「体験」なのです。
もしも、「自分は、ここには入りたくない」と思ったら、無理に入会・入門する必要はありません。その場で、
「入りません」
と言い切って帰るのが難しければ、
「検討させてください」
と言って帰り、後日電話で
「入会は見送らせて欲しい」
と伝えても良いです。
帰り際に、「入会します」と言わないと帰れないような空気を作られても、イヤならイヤと言うべきです。(最近は、そんな教室は無いと思いますが)
もしも、はっきりと悪質と思ったら、そのスクールの本部に一報入れても良いくらいです。
「見学」とは
上の項の「体験レッスン」は、実際に実技を指導してもらうことができます。しかし、「見学」は「見るだけ」です。
見るだけですので、普通は、金額はかかりません。(超有名講師の指導なら、あるいは見学料が要るかもしれませんが……)
教室により、「見学は30分間」など、時間を区切られるところもありますし、時間制限なく見られるところもあります。(混雑具合に左右されることが多いです)
見学の際に、質問したいことがあれば、遠慮なく質問しましょう。見学して、「入りたくない」と思った場合は、無理に入会・入門する必要はありません。(「体験レッスン」の項も参照ください)
「体験レッスン」と「見学」は、どちらを選ぶべき?
体験レッスンと見学の、どちらかが明らかに良いということは無いです。安くレッスンを受けられるなら体験レッスンの方がお得で良いという考え方もできますし、見学の方が気軽で良い、という考え方もできます。ご自分がアクションしやすい方を選びましょう。
ただし、「見学のみ」は実施していない教室もありますので、実際は「フラワー教室を見学したことあります」という人よりも、「体験レッスンに参加したことあります」という人の方が多いです。
「体験レッスン」や「見学」は、どうやって申し込む?
体験レッスンや見学の希望は、基本的には歓迎されますので、
「体験レッスンやってますか」
「見学できますか」
などの問い合わせを教室に直接すると、丁寧に案内してもらえます。遠慮なく問い合わせしてみてください。
体験レッスンも、見学も受け付けていないという先生もいますが、そういうところは明確に断ってくれるので、問い合わせを遠慮する必要はありません。
こういうところから、「体験レッスン」「見学」が申し込めます
- 池坊 体験レッスン
- 草月流本部の体験レッスン申し込み
- 草月流:全国教室案内(検索するときに、体験レッスンの項目にチェックを付けて探すことができます)