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フラワーラッピングマイスター

フラワーラッピングマイスター

花のラッピングに特化した資格です。
花束や鉢花のラッピングのほかに、箱やボトルの包み方も学びますが、ボックスアレンジメントやワインボトルに花を添えるなどする場合に使えますので、すべてフラワーラッピングに関連した内容になります。

フラワーラッピングマイスターの資格は、指定の講習(一回)を受講して取得するもので、試験制度はありません。一日で「講習→資格取得」までできます。

講習の中で、花束のラッピングの学習がありますが、花束は受講者自身が作るので、花束を全く作ったことの無い人はこの部分で苦労します。ある程度は花の扱いに慣れた人で、花のラッピングを数回でもやったことのある人が、一番講習を楽しめると思います。

この資格は、ラッピングに興味がある人、自作の花ギフトに興味がある人、花屋さんなどにお勧めします。

フラワーラッピングマイスター(日本切花協会)とは

フラワーラッピングマイスターは、日本切花協会が発行している民間資格です。
この資格は、一回の講習会を受ければ取得することができます。つまり、一日でフラワーラッピングマイスターになれます。

たった一回の講習会ではありますが、かなり多様な知識技術を習得するため、長時間に渡り、しかも講習費用も高額です。本気で学ぶつもりの人にだけお勧めしたいです。

フラワーラッピングマイスター 資格取得講習会の概要

(2021年現在)

受講料は38,500円です。講師の直接指導で、花束・鉢物・箱類など(各会により多少違います)のラッピングを学びます。
基本的なペーパーの扱い、リボンワークから、応用テクニックまで幅広く実習します。主な内容は、

  • スパイラルの花束ラッピング&リボンワーク
  • パラレルの花束ラッピング&リボンワーク
  • 鉢花のラッピング&リボンワーク
  • ボックスのラッピング&リボンワーク

↑などです。ボトルや、アレンジメントのラッピングを行うこともあります。学習するべき内容が多いので、長時間講習(6時間前後)でしかも駆け足講習になります。相当な詰め込み講座だと思ってください。
実習の内容自体は華やかで、ラッピング材も自由に選べ、すべて楽しい作業です。花材もたっぷり用意されています。
講習会の時期にふさわしい内容が選ばれ、例えば10月ならハロウィン風、12月ならクリスマス風、などのテーマになることが多いです。

実習に使う花束、鉢花などは、実習費用の中に含まれますので、講習が終わったら持ち帰れます(かなり大きい荷物になりますのでそのつもりで)。講習でラッピングした花束や鉢ものを、そのままギフトにすることも可能です。

講習の花束は、自作します

フラワーラッピングマイスターの資格は、基本的には「花束や鉢物は一から自分で用意できる人」が取ることを想定されているので、講習会の「花束ラッピング」の実習は、花束を作るところから自分ですることになります。

つまり、花束は作れることが前提なのです。なので、花束制作の経験が一度も無い人は、少なくとも花束ラッピングの実習ではかなり苦戦することになるでしょう。講師の先生はラッピングの指導はしますが、花束作成の指導はしません。あまりにもひどいと手伝ってくれるかもしれませんが、それを当てにしない方が良いです。
無経験の人が、「花束など、ただ花を複数束ねれば良いだけだろう」と思って臨むと、たぶん周りの受講者との出来の差に愕然とすることになります(受講者のほぼ全員が、フラワー教室の経験者の可能性が高いです)。
花束ラッピングは、講習のメインになります。花束が全く作れないのであれば、厳しい講習になると思ってください。

フラワーラッピングマイスターは、無試験でなれる

上の項にも書きましたが、フラワーラッピングマイスターを取得するのに試験はありません。講座を受けるだけで修了証をもらえます。つまり、ある一日だけ頑張って講座を受ければ取得できます。

これは、悪いように言いますと、受講料を払い、座学の間きちんと座っていて、実習はなんとなく周りに合わせていれば、資格を一つ入手できる、ということでもあります。各種の花の資格の中では、簡単に入手できる資格の一つです。

とは言っても、フラワーラッピングマイスターの資格取得講座受講料は高額ですので、いい加減な気持ちで受講することはお勧めしません。

フラワーラッピングマイスターの資格はどう役立てる?

フラワーラッピングマイスターを取得したら、何に役立てられるのかといいますと、

  • 個人的な楽しみ
  • ラッピングやラッピングのデザインを考える仕事
  • 花屋
  • ギフトショップ
  • フラワーデザインにかかわる仕事

↑などがあります。
フラワーラッピングマイスター講習会で習う技術の中には、ラッピングのプロの現場でもめったに活用できないものも含まれますが、ノウハウを持っているのと持っていないのでは大きな違いです。

フラワーラッピングマイスターになると花ソムリエに登録できる

フラワーラッピングマイスターの資格取得講座を修了するとフラワーラッピングマイスターの証書が発行され、協会に登録すれば花ソムリエの証書とバッジが授与されます。登録は必須ではないので、希望する人だけが花ソムリエになれます。

花ソムリエの登録料は、10,500円。そして、2年おきに更新料10,500円を納入しないと、登録が抹消されます。(2021年現在)


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