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グリーンアドバイザー

グリーンアドバイザー

ガーデニング系の資格です。

グリーンアドバイザー(日本家庭園芸普及協会)とは

グリーンアドバイザーとは、ガーデニングの知識(植物の育て方・楽しみ方)を普及、指導できる専門家です。
花のお医者さんとも呼ばれていますが、最近は「GA」という略称で呼ばれたり、「園芸ソムリエ」という愛称で呼ばれることが多くなってきました。
日本家庭園芸普及協会の認定する、民間資格です。

グリーンアドバイザーになるには、日本家庭園芸普及協会の行う認定試験に合格する必要があります。合格率は、例年80%程度とのこと。
狭き門ではありませんが、本気で合格したい人は、3割弱は落ちる試験だと思って園芸の基礎からしっかり勉強する必要があります。

注意点は、受験者数に枠があるので(合格者数ではなく、「受験者数」です)受験の申請を速やかに行わねばならないことです。下に詳述しますが、例年3月末頃から始まる受験の申請書類の入手を、忘れず速やかに行ってください。

グリーンアドバイザーの資格を取り、日本園芸普及協会に登録すると、ガーデニング教室の講師や、相談員などに依頼される機会を得ることができますが、それで継続的な仕事を得ていけるとは考えづらいので、過度の期待は禁物です。

グリーンアドバイザー認定試験の概要

※2020年現在の情報です

認定試験は、「講習」と「試験」に分かれていて、二日間の講習の最後に試験が行われます。以下が、詳細情報です。

グリーンアドバイザー認定試験の実施時期

毎年、8月下旬~9月初旬頃。東京・大阪・名古屋などの会場で行われます。詳細は、日本家庭園芸普及協会公式サイトで確認してください。

グリーンアドバイザー認定試験の受験料

税別37,000円(学生:税別18,500円)。テキスト代、昼食代を含む。無駄にするには惜しい金額です。ぜひとも合格を目指しましょう。

再受験する場合は、前の受験から5年以内であれば、「再受講・再受験金額=税別27,000円」が適用されます。該当する場合は、この制度を活用しましょう。

グリーンアドバイザー認定試験の受験資格

下記の三つの項目の一つ以上に該当し、18歳以上の人が受験可能です。

  • 園芸関連業務に1年以上携わった実務経験のある人
  • 園芸関係の学校を卒業した人。又は講習の次の年に卒業見込みの人
  • 園芸に関する地域活動の指導的役割を果たす等園芸に精通している人

※「園芸関係の学校」とは、たとえば、以下のような学校です(ほんの一部の例です)

グリーンアドバイザー認定試験の内容

植物・園芸の基本、家庭園芸用の肥料、用土、薬品、道具、容器、用品などのガーデニンググッズに関する筆記試験。

グリーンアドバイザー認定試験の申し込み方法

上にも書いたように、受験人数に上限があります。
毎年、三月末頃に、日本家庭園芸普及協会の公式サイトに「募集要綱の請求方法」の案内が掲載されます。そちらをチェックして申し込み書を請求し、可能な限り速やかに送りましょう。
いち早く申し込んでも、誤記や記入漏れがあると受理されません。慎重に記入事項をチェックしましょう。

申し込みをしめ切られると、次の申し込みまでに一年待つことになります。東京会場は、特に受験者数が多いので、要注意です。

グリーンアドバイザーの登録料

登録料は9,500円。
試験に受かっただけでは、グリーンアドバイザーにはなれません。合格後、日本家庭園芸協会に登録して、初めて「グリーンアドバイザー」を名乗れます。

なお、グリーンアドバイザーの有効期間は5年であり、5年経過すると更新料9,500円がかかります。

グリーンアドバイザー認定試験の勉強方法

受験前に、その試験専用の講座がセットになっていますので、基本的に、その授業をよく聞いていれば、かなりの点数はかせげます。講座で使ったテキストも、試験中に見て良いことになっています。

この資格専用の市販テキストはありません。ただし、過去に受験した人はテキストを保管している可能性が高いので、知人に受験経験者がいれば見せてもらえると思います。また、最近は、ヤフオク!やメルカリなどに出している人から買えるようです。古書店にもあるかもしれません。

グリーンアドバイザー専用のテキスト以外なら、一般的なガーデニング本、病害虫に関する本、植物学の基本書、植物関連の図鑑・辞典、野菜栽培本などは、すべて参考にはなります。日本家庭園芸普及協会が公式サイトで紹介している「おすすめ書籍」はこちらです→おすすめ書籍


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