菊花園芸士

菊ガーデニングの資格です。

菊花園芸士

菊花園芸士(日本園芸協会)とは

菊花園芸士とは、日本園芸協会が認定する菊作りの資格です。
基本の菊の育て方から、展示会向けの仕立て方まで、総合的な菊作りの知識・技法を学ぶことができる民間資格で、日本園芸協会の通信講座「総合菊づくり技能講座」の課題をクリアすることで取得できます。

合格は比較的容易です。怠けずに課題に取り組めば、必ず取得できるレベルだと思います。資格を取得すると、証明書が発行されます。

菊づくりの世界には、マニアがたくさんいます。菊づくり趣味は歴史も長く、江戸時代から技法書が出版されています。
しかし、菊関係のディプロマというものは、菊花園芸士意外でメジャーなものはありません。現状では、菊花園芸士はほとんど唯一の菊の資格と言っても良いくらいです。

よって、菊関係の講習会の講師のプロフィールを見ると、高い確率で菊花園芸士の肩書きが見られます。菊を知らない世間の方に、「私は菊の専門家です」とアピールしたいときに、この資格を持っていると分かり易くてよいのかもしれません(菊マニアの方には、○○菊花連盟所属とか、○○菊花展で入賞、などの方がアピールできますが)。

講師業を目指す方や、マニアの世界に閉じこもりたくない方には、おすすめの資格です。

「総合菊づくり技能講座」の内容

講座に入会を申し込むと、3冊のテキストと、全7回分の課題提出用紙が送られてきます(菊苗プレゼントを行っている場合もあります)。

テキストは、
「菊づくりの基本」
「仕立技術の実際」
「月別培養管理の実際」
の三冊に分かれ、「菊づくりの基本」の段階から、観賞と展示の方法・品評会と出品という内容を含み、展示会への参加を大いに意識したものになっています。
テキストの執筆者のリストを見ると、「菊の世界の有名人」が多く含まれ、よくこれだけ集めたものだと感じます。

テキストの内容は、図解・写真が豊富で、基本に忠実で丁寧な解説と言えます。しかし、
「本屋で菊づくりの専門書を買って、独学でも同じではないのか?」
と感じる方も、中にはいると思います。同じだけのお金を使えば、もっと多くの情報を含んだ書籍や、菊苗が買えるんじゃないか、と感じる方もいるでしょう。

しかし、この講座の目玉は、テキストよりも、むしろ個別の菊栽培の相談にも答えてもらえる「課題提出」の方にあると言えます。
自分の育てている菊の相談を、講師に直接質問できるのです。いわば、菊づくりの「赤ペン先生」システムです。しかも、講師陣の質が非常に高く(園芸界の有名人が多数います)、ここもよくこれだけの人を集めたものだと言えるポイントです。
受講するのであれば、個別指導システムは、十分に活用するべきです。なかなか質問できないような先生に応えてもらうことができます。

講座の費用・学習期間

  • 費用……一括:48,000円(分割なら、4,300円X12回)
  • 学習期間……7ヶ月(申請すれば延長できます)

日本園芸協会の通信講座の課題をクリアして取るので、テストだけ飛び込みで受ける方法はありません

「総合菊づくり技能講座」の申し込みについて

ハッピーチャレンジゼミより申し込みできます。


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