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花の資格は、何の役に立つ?

花の資格は、何の役に立つ?

各種資格の中でも、花の資格は取りやすい部類に入ります。そのためか、花を習う人で、資格取得を希望する人は多いです。
ですが、花の資格を取ると、いったいどんな良いことがあるのでしょう?
花の資格が何の役に立つのか、リアルに考えてみます。

学びの結果を分かりやすい形で手にできる

花の資格を取る希望を持っている人でも、その資格で何をしようという具体的なビジョンを持っていることは意外に少ないものです。

それならなぜ資格が欲しいのかと言うと、「これだけの技術を手にしました」ということを、書面という分かりやすい形で手に入れて、人にも自分にも「頑張った時間とその成果」を証明しうる状況を作ること自体を望んでいるのだと思われます。
これは、悪いように言うと「ただの自己満足」とも言えます。
また、指導資格の場合、教えるつもりが無いのにそれを取るのは、気持ちの満足だけの問題で、取ること自体は実質無意味とも言えます。

しかし結局、資格が欲しい人の正直な胸の内をのぞけば、「頑張りに対する証明書」を求める気持ちはかなり大きいようなのです。これは、複数の稽古場で、多数の人の免状申請にかかわってきた管理人が肌で感じてきたことです。
継続して何かを学んでいく場合、「頑張りに対する証明書」がもたらす満足は、それだけでもメリットになり得るのでしょう。

自信になる

精神上の役立ちであるところは、上の項にも通じるところです。
自分は無資格ではない。勉強し、技術を手にし、それをしかるべきところに認められている、という状況だけで、人は自分に自信を持つこともできます。

技術を手にした時点で自信を持てば良いではないか、それを証明する紙など要らない、と思う人は、この理由で資格を取ることはありません。取るなら、もっと現実的な理由で取るべきです。
しかし、この紙一枚あれば私は立ち上がれるんだと思う人にとっては、「自信のため」に取るのも立派な理由です。本当に役に立つ理由であれば、「気持ちの問題のみ」の理由でも良いではありませんか。

履歴書・調査書に書ける

国家資格でなくても、就職先に提出する履歴書や、進学先に提出する調査書に、取得した花の資格を書くことができます。つまり、正式な書類に、「これだけの技術がある人間です」ということを書けるのです。

花に関連する就職先・進学先はもちろん、花と何の関係も無い提出先の書類にも書くことができます。
関係ないときには書かなくてももちろん良いのですが、資格欄を空欄にしたくない場合や、花の資格の名称を書くことにより、相手に好印象を与える可能性がある場合には、そこに書けるだけで役に立てます。

仕事につながる

このサイトで何度も書いているように、花の資格は、そう簡単に仕事に結びつくと思わない方が良いです。しかし、管理人自身もそうであるように、現実に花の資格の力で仕事を得ている人はいます。
花の先生、花屋、フラワーコーディネーター、造園業など、趣味で取った資格がいつか収入を得るものとして役立つこともあります。

人に与える印象が変わる

これは、役に立つと言って良いのか分かりませんが、「自分にとって良い方向に変わる」のであれば、少なくともその人にとっては役立つことに数えられます。

「花の資格を持っています」と言うと、人が勝手に、こちらに特定の印象を乗せてくることがあります。

きっとおしとやかな人だ。
繊細な人だ。
器用な人だ。
優しい人だ。
創造性豊かな人だ。
きちんとした人だ。
家がお金持ちなんだ。
(資格の種類によっては)古臭い人だ。

↑ざっと考え付くだけでもこれだけあります。私に言わせれば、すべて勝手な決めつけです。しかし、自己プロデュース能力の高い人は、自分に有利なように「花の資格が人に与える印象」を操ることもできるでしょう。
また、花の資格持ちの印象というものは、公平に見て「悪い印象」よりも「良い印象」の方が多めであろうと思われるので、放っておけばどちらかと言うと良い印象を作ることに役立つと言えます。


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