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花の教室の選び方

花の教室の選び方

花の教室選びに迷ったときに、選ぶ基準となるものをピックアップしてみました。

習うジャンルが決まっている場合と、習うジャンル自体を決めかねている場合の、両方に役立てるようにしてみました。

目的をはっきりさせておくと選びやすい

習う目的をはっきりさせておくと、いろいろなものが限定されてきて、決断がしやすくなります。
花関連なら何でもいいとなると、あまりにも選択肢が多すぎるので、

  • 指導資格を取りたい
  • 今、流行っている習い事をしたい
  • ウエディングブーケが作れるようになりたい
  • 人に自作花ギフトを贈れるようになりたい

↑などのように目的を定めると、おのずと選択肢が狭まります。
習いたいジャンルはすでに決まっている場合も、

  • 指導資格を取りたい
  • スクールや流派のトップに近い先生に習いたい
  • 個人教室よりもカルチャーセンターで気楽に習いたい

などのような目的がはっきりしていると決めやすいです。

譲れない条件をはっきりさせておくと選びやすい

上の項「目的をはっきりさせる」にも通じるのですが、「これだけは譲れない」という条件をはっきりさせておくと決めやすいです。例えば、

  • 家の近所で習いたい
  • 月に〇〇円以内で済ませたい
  • 有名な先生の教室に行きたい
  • マンツーマンでレッスンしたい
  • 仲間が大勢いる教室で習いたい

などです。この条件によっては、一か所か二か所に絞り込めるくらいになります。

何らかのつながりがある教室を選ぶ

縁もゆかりもない教室を探して行くのではなく、自分と何らかのつながりがある教室を選ぶ、という方法です。この方法は、安心感があり、初動時に必要な「飛び込む勇気」のようなものがとても少なくて済みます。

何らかのつながりのある教室とは、たとえば、友達や親類、友達の友達、ご近所の人、仕事のつながりがある人の縁者、などが主催していたり、通っていたりする教室です。
そのような教室に、「私も入れてください」と希望すると、入る方だけでなく受け入れる方も安心ですし、話もスムーズに進みます。

口コミを参考にして選ぶ

口コミで決めるのは、習い事の教室の決め方としては王道です。結局、これが最高の決め方という声も多いです。
現在では、口コミというとネットで見てみようと思う人が多いかもしれませんが、個人教室のネット口コミ、特に、町の小さな教室の口コミは、ほぼ無いに近いです。
検討材料として十分な口コミが見つかる教室は、よほどの大所帯な教室、有名教室、有名講師の教室、スクールや流派の直営教室などです。

小規模な教室の口コミは、ネットはあきらめて直接聞ける口コミを参考にしてください。(ネット口コミが見つからないなら、小さな教室はやめよう、と思うのも一つの見識です)
直接の口コミを聞くなら、自分と感性が近いと思う人が満足している教室を探してみると良いでしょう。

体験レッスンや見学会で判断する

多くの花の教室は、体験会や見学会を行っています。また、見学・体験会を特に行ってこなかった教室でも、希望してみると「じゃあ、やってみましょうか」となる可能性が高いので、言うだけ言ってみると良いです。

体験と見学については、当サイト内に独立した記事がありますので:体験レッスンや見学のできるフラワー教室 ←こちらを参照ください。体験・見学でどこを見てくるべきかなどについても書いています。

一か所だけでなく、何か所もの教室をめぐってみるのも良いと思います。

人に選んでもらう

自分では選べない、もしくは自分で選ばなくても良い、と思うなら、人に選んでもらうのも一つの方法です。ただし、入ってみて自分に合わなかった場合でも、選んだ人を恨まないことが前提です。

教室の選択をゆだねるのにふさわしい人は、そのジャンルに詳しい人、依頼者の趣味や性格をよくわかっている人、まっとうな判断力に優れた人、依頼者との間の信頼関係が深い人、などです。
つまり、実際に教室に通う本人が、「この人になら」と思える人です。

作品本位で選ぶ

創作系の教室は、主催している先生の作品で選ぶという方法があります。モノを創る教室の探し方としては、本来はこれが理想なのだと思います。
作品を見て、できればその人の作品を複数見て作風を感じ、「この先生から習いたい」と心から思える人の教室を探すのです。

実際の作品を見るのが一番良いですが、今ならネットの画像から判断しても良いでしょう。

作品からその先生の教室にいたるには、下記のような方法が考えられます。

【1】ネットでその先生の作品画像を気に入る→ネット上でその先生に連絡する

【2】ネットでその先生の作品画像を気に入る→(ネット上でその先生に連絡する術が見つからない場合)その先生の所属するスクールや流派に問い合わせ、紹介してもらう(応じてくれない組織もあります)

【3】テレビ・新聞などのメディアでその先生の作品を見て気に入る→ネットで連絡先を探して連絡する

【4】テレビ・新聞などのメディアでその先生の作品を見て気に入る→紹介していたメディアに問い合わせて連絡先を教えてもらう

【5】花の展覧会でその先生の作品を気に入る→ネットで連絡先を探して連絡する

【6】花の展覧会でその先生の作品を気に入る→(ネット上でその先生に連絡する術が見つからない場合)その先生の所属するスクールや流派に問い合わせ、紹介してもらう(応じてくれない組織もあります)

【7】個展でその先生の作品を気に入る→会場にいる本人に「教室に通いたい」と申し出るか、連絡先だけ教えてもらって後日連絡する

【8】(店舗や施設の)展示花を見てその先生の作品を気に入る→ネットで連絡先を探して連絡する

【9】(店舗や施設の)展示花を見てその先生の作品を気に入る→(ネット上でその先生に連絡する術が見つからない場合)店舗や施設の人に連絡先を教えてもらえないかどうか聞いてみる

「勘」や「雰囲気」で選ぶ

ここまで教室の選び方を書いてきましたが、初心者で稽古場選びを慎重にしている人は、実は少ないのではないでしょうか。花の習い事の世界で、少なくとも数百人には出会っている私はそう感じています。

なんとなく、雰囲気で、自分の勘みたいなもので、たいして考えもせずに選択した教室で、一生愛せる趣味や、将来の仕事に出会える人は思いのほかいるのです。
なんとなく「いいんじゃないかな」と感じる教室だと思ったら、とりあえずそこに入ってみても良いのかもしれません。特に、「嫌だったらやめればいいや」と思える人は、この方法で何度でも新しい教室の扉を開いてみても良いのでしょう。


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